仕事がら、いろいろな製品紹介資料をパワーポイントで作るのですが、完成まではいろいろ手間がかかります。基本的には、すでにある資料を参考に作りますが、あまり既存の資料をそのまま使うことはありませんで、ほぼ再作成します(多少なりとも手が加わります)。なんでか?というと、リクエストいただく内容がバラバラ(それぞれ)なんですよね。製品ポートフォーリオにしても、単に製品を羅列して終わりではなく、対象となるお客様がフォーカスしている製品があれば、少し詳しめの資料を突っ込んどきますし、営業が戦略上フォーカスしてほしい製品などの場合も同様です。
資料のプロローグでは新鮮なニュースネタを入れとくと入り口から食いついた感じで話しを聞いてくれます。あとの話しにつながるようであれば、自己紹介でも良いと思います。
あとはプレゼンの時間や対象によってスライドの枚数が変わったり、どこまで深堀するか?などでも修正が入ります。枚数については、だいたい 1 枚 1 分で計算しますので、扉スライドも含めて枚数計算して、30 分枠であれば 30 枚くらい(ちょっと少な目の方が良いと思います)で仕上げます。深堀する部分については、聞いてくれる人が営業なのか、新人なのか、技術者なのか、インプリ担当者か、保守をメインにしている人なのか、見積もりしかしない人なのか、など考慮する必要がありますが、めんどくさいのは、それらの人が混在している場合です。たいていの場合は混在していることの方が多いので、その場合は結果を恐れずターゲットを決めないと資料の深さが曖昧になってしまい、どのロールの人にも残らない内容になってしまいます。そうならないためにも、ターゲットは絞るべきです。あと、これは持論ですが私は SE なので SE に対してプレゼンするのはいいのですが、営業などの場合は営業がプレゼンすべきだと思っています。まぁ、(いろいろあって)そうならないことも多々ありますが、なるべくやってほしいと思います。餅は餅屋です。
かつて、私のバディ営業が製品紹介のプレゼンをお客様に実施します、という話しを聞いたときに「私がやりましょうか?」と言ったところ、その営業からは「簡単に説明できるシンプルな製品、というものを私たちが売っているワケですから、メーカーの営業が説明できなくて、どうするんですか?でも、質問に答えられるか不安なので、支援してください」と言われました。正直「そのとおりだな」とも思いましたし「カッケー!」とも思いました。
話しが逸れましたが、資料を作成する際に起承転結を考えて構成した後、しゃべりたい内容を文字でバーッと埋めます。そうすると、そのスライドで何の話しをしなきゃいかないのかわかります。文字で書いてるんだから当たり前ですけど。でも、ブログじゃないんだから、最終的には文字が資料からはほとんどなくなり、ほぼ絵だけになり文字は必要最小限になっていきます。書いてある文字を読んでいるだけであれば、プレゼンする意味がないと思います。こどもの読み聞かせじゃないんですから、ちゃんと聞いてくれてる人に伝わるように声のトーンなども気を付けて、会話するように話すべきだと思います。それで、その資料の作成してから最終系になるまでの間のブログのような文字がバーッと書かれた状態のものとかをココで公開したらおもしろいんじゃないかと思って、作ってみました。また、資料を作る際に参考にした外人のブログが日本語化されていなかったので、自分で日本語化したものもあり、それもついでに?載せます。
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